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【例文付】体言止めとは?意味や効果、使い方に迫る!

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「体言止めってどういう意味だっけ?」 この記事でおさらいしちゃいましょう。例文を交えて、体現止めの意味や効果を解説するよ!それだけでなく、体現止めを使うリスクについても紹介!

 

 

 

「体言止め」とは

名詞で文を終わらせる表現技法を指す。元々は和歌で使われる技法の一つだった。「体言」は名詞を意味しており、強調や余韻を残す効果がある。「だ・である」「です・ます」の文末表現と違った印象を与えるため、現在では新分や広告などでよく使われる表現だよ。

 

「体言止め」の特徴

文法上はざっくりと「強調」の意味を持つと教えられる。だけどこれだけだとちんぷんかんぷんなのではないだろうか。かくいうピーマンもその一人。「強調ってなんやねん」って話なのよね

 

「体言止め」はレトリックに近い!強調というよりも、「印象づける」といったほうがイメージつきやすいと思う!実際に例文をみていこう!

 

例文

小学生の僕がピーマンを嫌うのは苦いからだ。

人間が苦味を感じるのは毒を見分けるためと考えられている。

だからまだ子供である僕は、特に苦味へ嫌悪感を示す。

 

 

僕はピーマンが嫌いだ。

理由はその苦味。

人間は毒を見分けるために苦味を感じる。

まだ子供である僕が苦味に嫌悪感を示すのは当然だ。

 

 

「苦味が無理!」というポイントにフォーカスを当てている。このように「体言止め」は印象付けたいポイントに使うと効果を発揮する。

 

「体言止め」を使用するのに効果的な場面

体言止めを使用するのに効果的なシーンを見ていこう。嫌われる人にはとことん嫌われるのが「体言止め」の可哀想なところだよ。使いどころをしっかり見極めていこう。

 

文末表現の変更

食卓に並んだ料理をみると、僕はピーマンの存在に気づいた。心のなかで「畜生」と悪態をつく。母はまた台所へ向かうだろう。その時が絶好のチャンス。僕は冷静を装って、椅子に腰掛けた。

 

文末表現を調整する際には「体言止め」は特に役立つ。とりあえず名詞だけにしてしまえばいいからね。文末表現が続く場合には少し体言止めを挟むだけで稚拙な印象も少なくなるもの。webライター的には一番うれしい効果とも言える。

 

文末表現にバリエーションをつけるには?

 

インパクト重視

嫌悪感を想起させる食べ物、それがピーマン。

こいつはいつも僕の邪魔をする。だいたいこれを頑張って食べたところで健やかな発育が望めるとは到底思えない。この精神的なストレスを考えれば、むしろマイナスだ。

僕は肉詰めからピーマンを丁寧にはがしていく。僕が食べたいのはハンバーグだけなのだ。ふと台所に目をやると、母と目があった……。

 

 

何かにフォーカスするときにも「体言止め」は有効に働く。冒頭に置いてみる、「それが」「それは」を一緒に使うなどするとより強いインパクトを与えることができるよ。

 

 

 

 

カジュアルなリズムを出す

ピーマンを食えと迫る母親。断固拒否する僕。押し問答の末に、僕はひっそりとトイレに吐き出すことを決意する。口に含むだけで、ピーマンの味が感じられる。もう我慢は限界。半べそをかきながら、僕はトイレに駆け込むのだった。

 

リズム感が生まれるのは「体言止め」の特徴と言える。何か矢継ぎ早に物事が起きることを表現するにはうってつけだよ。よりカジュアルなリズム感を出すには体言止めは特に効果を発揮する。

 

 

「体言止め」を使用する際の注意点

便利な「体言止め」だけど、注意点もある。場面を選ばずに使用すると痛い目を見るので特に注意しよう。

 

あまりにも多用するとラッパーになる

体言止めは特殊な表現技法だよ。そのためあまりにも多用するとヘンテコな文章になってしまうことが多い。代表的なものがラッパーみたいな文章。

 

僕が嫌いなのはピーマン。食えとせまるかーちゃん。拒否する僕。

 

極端な例だけれど、一文が長くなると知らぬ間にラッパーになってしまう人もいる。カジュアルなリズムも2回が限度。3回目はさすがにくどい印象を与えるので使うときは注意が必要だよ。

 

特殊な表現技法ということを肝に銘じ、ここぞというときに使うようにしよう。

 

 

トンマナに注意する

「体言止め」は感情的でリズミカルな強調が得意だよ。その分、トンマナには気をつける必要がある。例えば観光やファッションといったメディアでは「体言止め」を多用する傾向にある。読み手がカジュアルな文章を求めているから相性がいいんだね。

 

一方でお硬いメディアでは推奨されないことが多い。

経済系や2B、ガチガチの医療記事などがこれに当たる。より権威性を意識したメディアづくりをしていることが多いので、重厚な文章が求められる。その分、「体言止め」にもNGが入る傾向にあるので注意しよう。

 

そもそも「体言止め」は主語や文末を省略する言葉足らずの表現技法と言える。逆に言うと、言葉たらずだからこそ、強調や余韻の効果が期待できる。

 

こうした特徴から、文字数が限られている和歌にはうってつけってわけだね。

 

 

そもそも「体言止め」を嫌う人も多いので注意

安易な使用とみなされてしまうことが多い。またレギュレーションで明確に禁止しているところもあるよ。「トンマナをしっかり確認して使わないと、お叱りをうける可能性もある」というのは肝に銘じておこう。

 

 

 

体言止めを実践!用法用量を守って正しい使用!

今回は体言止めの使い方をじっくり解説したよ!

 

利便性が高い「体言止め」。

文末表現を変えられてマジ便利。

使うっきゃないけど注意も必要。

参考にしてインパクト重視のwebライティング!

 

 

こういう風に調子に乗った使い方するとマジでキレられるから注意しような。

 

 

じゃあここまでありがとう!ピーマンでした!